Head Masterとの面談

前回の記事「academic scholarship」でのHead Masterとの面談内容。30分以上も大議論で盛り上がったそうです。ここで書けるのはほんの一部だと思います、なにしろ議論の内容の奥が深すぎてとてもすべて網羅できません。

  • Head Master(以下HM)「ニュースとか見る?Metroとか。」(Metro:地下鉄の駅とかに置いてある無料情報誌)
  • 子供「見ますよ。でもMetroとかはPrimaryの時に良く見てましたが、芸能関係が多くてつまらないので今は見ていません。今はBBCのサイトを良く見ています。」
  • HM「ほう、それはおもしろいね。君はフランスで起きた襲撃事件を知っているかい?」
  • 子供「知っています」
  • HM「そのことについてどう思う?」
    • 子供:まず第一になぜそのような事が起きたのか考えることが大切だと思う。今、自分達の得ている情報のほとんどはフランス側からの情報で、しかもメディアもたぶんコントロールされていると思う。「アイシス」側からの主張も見なければfairに判断できない。
  • HM「Justiceについてどう考える?」
    • 子供:これも今世界中を覆っている情報には偏りがあると思う。フランス側から見ればフランスが正義だが、「アイシス」側から見れば全く逆になるということもあると思う。なぜなら「アイシス」側も空爆で多くの人々が殺害されているのだから。
  • HM「Offendというのはどこまで許容されると考える?」
    • 子供:まずOffendが許されるかという質問に対して自分の答えはYESだ。自分の着眼点はOffendが無ければ世界は進歩しない、変わらないという点。Offendはある意味で既存のRuleを破るということ。必ずしも異なる宗教や国籍の人に対する差別的な観念を言うのではないと考える。つまり、今回、ムハンマドについての風刺が問題となったが、そもそも風刺する前にムハンマドを具現化すること自体がムスリンにとって屈辱的なこと。しかし、その観点を承知の上で世界に何か情報を発信したかったという意図がフランスの出版社にはあった。Offend的な要素が多分にあるにもかかわらず世界に情報を発信するという価値の方がそれを上回る、つまり、これは世界に変化をもたらす、進歩させるという観点から必ずしも否定されるものではない。

注)Offend:異なる価値観を持っている人に対して強制的な態度を示したりすること。辞書で出てくるような意味より幅広い意味で使われている気がします。

このような密度の濃い会話が30分以上続いたといいます。ここでは書いていませんが、HMの考えも子供に相当たくさん話してくれました。また「Offend」の質問で子供が「YES」と即答したときにHMは少し驚いていたといいます。HMは「ダメに決まっている」という一般的な答えを予想していたのだと思います。子供は決して「Offend」を肯定しているわけではありません。既存の価値観や常識にとらわれたくない、という非常に強い意思を持っているがゆえの子供らしい発想だと思っています。

この記事はまたアップデートしていきたいと思います。

ここで言いたいことはこのような話を13歳の子供がしているということです。ただし、ただの子供ではありません、ホモサピエンスの進化形態にあった育ち方をした人間です。つまり、どんぐり理論に基づいて自然に育った「普通」の人間です。

コメント

  • Offend shall be able to be a hope for us all

    希望、気付き、キッカケ...になってほしい...卓越した強固な曇りのないバランス感覚ですね。HMも久々に気持ちが良かったのではないでしょうか。


  • Re: Offend shall be able to be a hope for us all

    コメント下さいましてどうもありがとうございました。子供は今年の9月からY9になるのですが、今の学校はY8で終了となります。Y9からは今の学校の同系列の学校に自動的に持ち上がることになっており、その際にscholarshipの試験がありました。そこのHead Masterは歴史が専門らしく、今回の面談が子供にとってとても刺激になりました。子供の話ですと、HMも興奮して話していたと言っていましたからきっと楽しかったのだと思います。



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