初心

GCSEの科目は、英語、数学からアートやコンピュータサイエンスなど広範囲に渡ります。必須科目と選択科目がありますが合計で20試験前後は受けなければなりませんでした。

GCSEを終えたあとの「A-Level」は自分のやりたい科目を3科目か4科目選択し、より深い内容を勉強することになります。履修内容は日本の大学1年生くらいまで含まれているように思います。

この夏休みはより先の内容を勉強しようかなどと息子と話ていたのですが、彼からとても示唆に富んだ言葉を聞きました。

  • このまま先の内容を勉強をしていくのも良いのだけど、それは何か違う気がする。いくら先の知識を今やっても頭を使っている気がしない。
  • 「A-Level」の内容はとても難しいと先生は言うが、とてもそうは思えない。所詮、知識の集積にすぎないような気がする。
  • 先の勉強を今することが先に進むことになるとは限らない。なんだかどんぐりの時のようなことがやりたい。

この話を聞いた時に「ハッ」としました。確かにそうです、先に急いだところで知れているのかもしれません。

そこで「大学への数学シリーズ」の「場合の数」や「整数」などをゆっくりやろうかということになりました。

初心を大切にしたり、温故知新のような感覚だったり、息子はGCSEで「汚染」された頭を自分でリセットしようとしているように見えます。どんぐりの思想が、まるでDNAに書き込まれたかのようです。

私が感じることは、「ゆっくり・じっくり・丁寧に」は12才で終わりではなくその後もずっと形を変えてその子のベースとなりその子を守り続けていると言って良いと思います。

コメント

  • 添削してわかったこと

    遠くイギリスからFAXで届く彼の作品が好きでした。毎回、冒険の一端を見せてもらっているような感覚で添削をしていました。もちろん、そこは<どんぐり作品>ですから、<添削>といっても、「何も書いていない」くらいのものですが、彼の時間を楽しく共有できました。

    <どんぐりっ子>は、通常だと知覚できない小脳の動きを、知覚できるようです。だから〜、というわけではないのですが、自分自身が何度となく(あるいは毎瞬間ごとかもしれませんが)覚悟している信念と呼ぶような、自分にとっての絶対的な羅針盤と会話をしながら人生を渡っていけるようです。

    羅針盤ですから、まず、ブレません。オリジナルですから、壊れようもありません。

    人間の進化はDNA的進化と環境適応による進化の2段階構成のようです。もちろん、重要なのは後者の意識して育てる環境適応の方ですが、現代では、異常が日常なので、非常に危険な進化をたどる人が多いようです。

    一昔前は、「子供大人」でしたが、今は「幼児大人」が闊歩しています。

    そんな中で、彼の成長は、人類を人類として、意識的に(意図的に)存続させる可能性を証明しています。彼自身が、その生き証人なのですから、すべきことは沢山あるように思います。

    彼の「驚くべき視点」を、誰もが、軽く身につけることができる教育を残したいものです。

    久しぶりに書き込みさせていただきました。


  • Re: 添削してわかったこと

    >>1

    ご無沙汰しております。コメントありがとうございました。
    息子は今「A-Level」のコースに進みまして来年大学に進学する年となります。今も大学に行くべきかどうか、進学する意味は何なのか、悩み続けており紆余曲折が続いています。私はそれを眺めているだけという日々ですが、そのような眺めも楽しいものです。息子はまさに自分自身の荒削りな羅針盤をもとに進んでいるのだと思います。また近況などをブログで報告できればと思います。



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