受験勉強とSNS問題
貴重な子供達の声だと思います。先日、うちの子供がPrimary時代のお友達と遊ぶ機会がありました。そのお友達は、すっかり Primary 時代の輝きを失ってしまっているようでした。
そのお友達は SNS にどっぷりと浸かってしまっていて、SNS で Cyber bullying のターゲットにされてしまい写真もたくさん投稿されてしまったとのことでした。
そのお友達は、うちの子供に話を打ち明けてくれているとき、泣いてはいないものの、とても怯えながら話をしていたそうです。しかし、そのお友達はそれでも SNS を止める気はないとのことでした。トラブルは今回たまたまあっただけで、やっていると楽しいからだそうです。
ちなみにそのお友達はこのトラブルについて一切親に話していません。話すつもりもないそうです。うちの子供は、どう見てもそのお友達が Addiction になっていると感じたそうです。
ここからが本題です。
そのお友達は Secondary 受験をして Selective school に行っています。受験当時の様子や気持ちを話してくれたそうです。
- その当時、親から「夏休みの期間、日中休めるのは2時間だけ」と言われた。
- はじめて受験した学校が不合格だったときものすごく叱られた。
- 唯一の楽しみは寝ることだった。
- 本当は受験などしたくなかった。
- 毎日が地獄のようだった。
- 毎日泣きそうだった。
- 親への信頼はあまり無い。
その後、Secondary に入って SNS にのめり込んでいったそうです。親からは、時間制限を付けられたり、やり過ぎだと頻繁に注意されるとのこと。しかし、その親の言葉がそのお友達の心に届くことはありません。
親への信頼はすでに失われてしまっているのです。そのお友達は受験勉強というひどいことをされたと感じているのです。ですから「何を言ったか」ではなく「誰が言ったか」が問題なのです。
たとえそれが本当に自分のためになることであっても聞く耳を持てないのです。なぜなら信頼が揺らいでしまっているからです。
根はより深いく、重要なことは SNS 問題が起きるずっと前にすでに問題の種がまかれていること。また、SNS に限らず、問題が起きたときに修正できる可能性をずっと前に失ってしまっていることです。そして、その原因の一つに受験勉強のやり方が影響していると考えられることです。