妹を想う兄

昨日、用事があって妻と息子と娘3人でセントラルの方に出かけたときの様子を息子が話してくれました。

  • ロンドンの地下鉄には大きな広告がいくつも貼ってあります。そのいくつもある広告のなかで、私はこの広告は小さな子供には見せたくないな、と思っていました。
  • 案の定、3歳の娘は地下鉄の駅でこの広告を見てこわくなってしまいました。娘は「だっこ、だっこ」と言ってきますが、ママは「こんなの全然こわくないよ、ただの広告だよ」と説明します。しかし、息子はこのことがただ事ではないことが分かっていました。
  • 息子は小さな妹をすぐに抱っこしてあげます。電車に乗った後、席がちょうど空いていて座ることができましたが、娘は「立って」といい続けます。ママはせっかく座れたから座っていよう、と声をかけますが、娘は「立って」といい続けます。
  • 息子はこのことの意味も良く分かっていて、すぐに立ってあげて娘が納得するようにしてあげました。
  • 後で息子がなぜ娘がそのように言ったか教えてくれました。

あの広告の写真は幼い妹に大きな身の危険を感じさせるほど刺激が強い。妹は自分を守って欲しいと「だっこ」をねだり、電車の中で立っていて欲しかったのは、いつでもすぐに逃げられるようにしていて欲しかったからだ。

  • 息子自信も小さい時に似たような経験をしたことをよく覚えていて、その時は大人達は笑って「大丈夫よ」程度にしか言ってくれなかった。その時は本当にこわくて逃げ出したくていてもたってもいられなかった、と今でも忘れられない体験として話てくれます。
  • 息子は、普段から3歳の妹がどんなふうに感じているのか手に取るように分かっているのでしょう。若干12歳の少年は幼い妹を守ろうとしています。

息子は、セカンダリーに入ったばかりの時に、プレッシャーやストレスで食欲が減退してしまったときがありました。そんな時でも、自分のことはそっちのけで、妹がごはんを食べないと、「おにいちゃんが食べさせてあげるからもう少し食べよう」と言ってたべさせてあげます。親がやっても嫌がるのに息子だと食べます。

娘は心の奥深くまで息子が理解してくれていることを分かっているのでしょう。娘にとっては、いつも自分のことを最優先に考えてくれるとてもやさしく頼りがいのあるお兄さんなのでしょう。

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