Parental fines

規制の概要

  • 2013年9月にターム期間中に旅行などの理由で学校を休んだ場合には罰則金が課されるという規制が強化されました。
  • 子供がY4くらいのときにこの規制ができましたが、実際に罰金を取られたという話は聞いたことはありませんでした。
  • 規制強化の後、全英で罰則金よる収入が前年比で70%くらい増えたとのこと。
  • もともとの規制は旅行などの理由で勝手に学校を休ませた場合、子供一人につき£60を罰則金として支払わなくてはならないというもの。
  • 規制強化で、各学校は自己裁量で10日間は欠席を許容する権利がなくなったとのこと。

この規制についての親側などの反応が英国らしくておもしろい。

  • ホリデイ期間は旅行費用が跳ね上がるので、旅行会社に価格吊り上げを禁止する規制を導入しろ、と市民団体が政府に働きかけている。
  • この規制によって旅行は金持ちしか行けなくなる、不公平だ。
  • 普段、多少子供の体調が悪くても学校に無理にでも行かせている。たった数日の旅行のための休暇を取ったくらいでなぜ罰金なのか。
  • 罰金を払った方が、ピーク時に旅行に行くよりはるかに安く済むから罰金を払う方を選択する。
  • 旅行会社は、この規制強化で売り上げが減るので困る。

罰則金まで導入しないと学校そっちのけで子供を旅行などに連れて行こうとすることを止めさせられないところがおもしろい。

ちなみにそんな規制を導入してもあまり止められないと思う。家庭や子供が学校に支配されることなどあり得ない、というこの国の文化はそれはそれで良いと思う。

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