制度疲労

そろそろ受験の結果が出始めているが不思議な結果らしい。

あなたは何点中何点でした、去年の合格した人の点数は何点まででした、というものらしく、合格とも不合格とも書いていないらしい。

英国のセカンダリー進学の制度は、10月末までにSelectiveとNon-selectiveを合わせて6校を希望順に登録し、3月に結果が分かるというもの。受験してない子はNon-selectiveを合計6校登録し、受験して合格した子はSelectiveも含めて合計6校登録する。

合格する子は他の学校にも合格している場合も多いだろうから、学校側は本来の合格枠に入った子が来てくれるかどうかは全く分からない。

何番目中何番とか、補欠何番目というような結果の出し方を必ずしもしない学校もあるため、どの学校を第一希望にするか悩ましい場合が生じることがある。これは不親切なやり方に思える。学校側は、合格ラインを曖昧にしてできるだけ希望の順番を高くさせたいのか、と勘ぐりたくなる。

その子が将来伸びるためのベースとなる学力は、セカンダリーに入る前にすでにある程度決まっている。そのベースとなる力を養える貴重な時間はプライマリーにしかない。そんな大切な時間を受験用のパターン練習なんかに使えるわけがない。

人の行く裏に道あり花の山

他の人が受験に猛進する中、私たちは裏の道を歩いています。受験を気にせず、ベースとなる本物の学力をゆっくり、楽しく、丁寧に築いています。

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