子供のことなどお構いなし 続き

学習情報のメニューを追加して、英国のNational Curriculumの表を作りました。

この表から分かるようにプライマリーではKey Stage 2までが要求されているレベルです。しかし、某有名校ではKey Stage 3まで試験範囲として要求してきます。実際の試験問題は公開されていないので見たことはないのですがこの辺ではなぜか誰もが知っていることのようです。Tutorや専門の塾から漏れてきてる話なのでしょう。

このようなばかげたことを一部の Selective School がやるから、学校のカリキュラムを無視して塾などに子供を入れてしまうご家庭が増えるのです。そこで行われていることは猛烈な先行学習です。

学習を先取りなどするメリットはゼロどころかマイナスです。子供にとって何ひとつ良いことなどありません。何度も繰り返しますが、幼児期に時計の読み方を教えてこの子は天才かもしれないといっていることと同じです。

時計を読めるようになりました(知っているだけ)。ではこんなこと考えたことはありますか。4時と5時の間で長い針と短い針がぴったり重なるのは何時何分ですか(深い理解)。大人でも簡単には分からないはずです。

表面的な知識をただ知っているという状態なのにもう先の難しいことまで自分はできるようになっている、という薄っぺらい自信とプライドだけをどこまでも高めてしまいます。しかも教師によっては、そういう子供をできる子として持ち上げてしまいますのでますます勘違いがひどくなってしまいます。そのようにされた子供は、他の子供たちを見下すようになってしまうでしょう。悲惨としかいいようがありません。

作品集の問題を見ても分かりますが、予備知識を必要としない問題なのに簡単には解けない問題ばかりです。

知識を使えるようなレベルに持っていくには多くの時間を必要とするのに、新しい知識をただ知るだけで次から次へと猛烈なスピードで先に進んでいってしまう。なんとも浅はかとしかいいようがありません。そうされてしまった子供たちがその後どのような反応を示すかなど火を見るより明らかなのです。

よく考えてみてください。そんなことを助長するような学校が本当に良い学校と言えるでしょうか。ほとんどの子供を犠牲にして、傑出したほんの一握りの子供を取りたいか、本当に無知で愚かな学校かのどちらかです。恐らく前者でしょうが、どちらにしてもほとんどの子供にとっては迷惑なことではないでしょうか。

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